【話題ドラマ】プリキュア一強に終止符? 話題の「女児向け特撮ドラマ」担当者に聞く、子ども番組が“守るべきもの”



 これまで、女児向け番組はアニメプリキュアシリーズ』の“一強”が長らく続いていた。しかし、テレビ東京系で放送されている女児向け特撮ドラマガールズ×戦士シリーズ』への注目が高まり、その勢力図に変化の兆しが見られている。そこで、2018年4月より放送されている女児向け特撮ドラマ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!(マジマジョ)』のプロジェクトマネージャーを務める小学館佐々木礼子氏にインタビューを実施。過去、『プリキュアシリーズ』にも携わった同氏ならではの女児向け番組の宣伝手法や、近年のコンテンツ制作における課題と変化について話を聞いた。

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■災害時、インフラが整った後に人が求めるのは『エンターテインメント

――以前は『プリキュアシリーズ』に携わっていたとお聞きしました。

佐々木】新卒として入った会社で『プリキュアシリーズ』を担当しました。最初はプロデューサーについていましたが、24歳の時に、20代の私がいきなりプロデューサーに。毎週、視聴率を見る度に落ち込んで、売り上げや視聴率が悪いと全部自分の責任だと思っていました。当時は相当悩んで、辞めるくらいまで考えていました。

――そうした悩みから脱却できた理由は何でしょうか。

佐々木】悩んでいたのが2011年2月だったんですが、ちょうどその次の月、3月に震災が起きました。番組も休止になって、映画のシーン差し替えもあった。その時「エンタメビジネスの人は、災害時には何もできる事がないんだな」って強く感じました。被災地に向けて応援メッセージ作画監督に書いてもらったり、そういうことはできても、直接的な支援は何もできなかった。その時、社外の先輩に言われたんです。「エンターテイメントは、こういう災害があった時にすぐにできることは何もない。でも、人はインフラが整って来ると、必ず次にほしいのは『エンターテイメント』だから、その時を待っていた方がいいよ」と。その言葉を聞いた翌日、新聞記事の一面に、被災地子どもが『週刊少年ジャンプ』(集英社)を読んでいる写真が掲載されていたんです。それがとても印象的で泣きそうになりました。そこから私自身、大きく変われたと思います。

――どういった部分が変わりましたか?

佐々木】今までは、自分がやっていることに“必要性”を感じることが出来なかったんです。振り返って思うと、今までの私はずっと伝書鳩のような存在だったんです。言われたことをただやるだけ。そこに自分の意思がなかったんですよね。でも、そこから突然、人間が変わったように“図々しい人間”になって、スタッフに対しても明確に要望を伝えるようになりました(笑)。結局、「意思なきところに変化はない」ということなんですね。その後、少しずつ『プリキュア』の数字も上がっていきました。シナリオの事、玩具の事、番組に関わることはかなり勉強しましたし、その経験が今に大きく活かされていると思います。

■現代の視聴者は「必ず解決する」「必ず勝つ」という“分かりやすさ”を求めている

――『プリキュア』は、初期のプロットでは「女の子だって暴れたい」というテーマ性を持たせたり、2018年放送の『HUGっと!プリキュア』では男の子プリキュアが登場したり、プリキュアの出産回があったりと、常に挑戦を続けている印象があります。

佐々木】『プリキュア』に男の子が登場したのはびっくりしましたね。私が携わっていた時よりもどんどん変わってきていますし、平成生まれの方がプロデューサーになっている。世代交代をしながら変化していくのは、作品が長く愛されるためには必要なことだと思います。

――『プリキュア』のように国民的アニメになりますと、挑戦を仕掛ける一方で、守らなければいけない部分もあるかと思います。

佐々木】女児向けの作品で言うと“女の子同士の友情”はとても重要だと思います。それは『マジマジョ』でも全く一緒で、チームメイト同士で喧嘩をしないことと、喧嘩しても一話で終わらせるようにしています。今の時代の潮流だと思うのですが、ドラマストーリーでも1話完結型が多くて、視聴者も「必ず解決する」「必ず勝つ」というのを好んでいますよね。子ども番組も実は一緒で、そこはずっと守らなければいけないものだと思います。

――小学館に転職後、『ガールズ×戦士シリーズ』に携わっていますが、子ども向けコンテンツの宣伝手法の難しい部分は何でしょうか。

佐々木】大人と違って、子どもの「コンタクトポイント」はものすごく少ないんです。子ども達がどうやって『マジマジョ』を知ったのか。TVでも雑誌でもなくて、実は「保育園で友達から聞いてきた」というのがかなり多いんですよ。『プリキュア』時代もそうでしたが、保育園幼稚園子どもが覚えてくる。テレビCMを15秒打っても、子どもにはなかなか届かない。そうなってくるとYouTubeの存在は大きいと思います。

――保育園幼稚園が一番の情報源になって、その後はYouTube視聴に繋がっていると。

佐々木】そうですね。だから歌とダンスはとても効果的です。お友達が「マジマジョピュア―ズごっこしよう」と言って、みんなの前で踊るんです。そうすると友達は「なんだろう?」ってなりますよね。家に帰ってお母さんに「マジマジョピュア―ズっていうのがやっているから」と言って、お母さんが検索する。それを見て、子ども達は踊りを覚えて、また幼稚園で披露する。こうした“リアルな場”とSNSをうまく連動して認知を上げていく。今はテレビや交通広告だけでは認知は上がらないので、原作がないオリジナル作品の宣伝は本当に大変でした。そういった意味で歌とダンスYouTubeなどの施策は効果があったと思います。

製作委員会の仕組みは変わっていくべき「低予算のオリジナル作品でも十分勝算はある」

――YouTubeなどネットでの配信も増え、エンタメ業界もどんどん変わってきました。

佐々木】今の映像業界の仕組みは「製作委員会」という形がほとんどですが、今やそのスキームも難しくなってきています。DVDの販売収益が全体売り上げを支えていた時代が大きく変わり、アニメはその影響をかなり受けています。1本の製作費が数億円規模の作品を作れるのは大手企業に限られ、新しいクリエイターや新しい作品がなかなか生まれない。この仕組みは変わっていかなければならないと思っています。

――新しい試みとはどんなものでしょうか。

佐々木】予算がなくても、5分アニメや配信のみのオリジナル作品、フラッシュアニメでも十分勝算はあります。アメリカYouTubeオリジナルドラマはとても面白かったですし、配信サイトとして圧倒的です。なので、日本でもルールを守ったうえで、オリジナルコンテンツYouTubeでやる。これも可能性としてはあるかと思います。そして、名作を増やすためにはもっと多くの作品が世の中に出ていくこと。クリエイターたちの“バッターボックスに立てる数”を増やすことが、すごく重要な事なんだと思います。

取材・文/山本圭介(SunMusic

女児向け特撮テレビドラマ、ガールズ×戦士シリーズ『魔法×戦士 マジマジョピュアーズ!』(TV東京系)のプロジェクトマネージャーを務める小学館の佐々木礼子氏


(出典 news.nicovideo.jp)




5.5

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プリキュアは特撮だった…?

志士丸@

志士丸@

ポワトリンやってくれ。

にわか乙〜26人目のにわか〜

にわか乙〜26人目のにわか〜

保育園で働いてるけど、初めて知ったわ…2018年4月からやってるの?(´・ω・`) タカラトミーが1話無料うpしてるの見たけど…ウーン…実写は、いやーキツいっす(素) 『1話完結型が多くて、視聴者も「必ず解決する」「必ず勝つ」というのを好んでいます』←これは興味深いね、創作にも役立ちそう。 個人的にはB級ホラー的な後味の悪さ好きだけど、それはダメかw

シンビオス

シンビオス

あの実写にそんな人気あるの…?数回しか見た事ないけど(´・ω・`)

ようこそ

ようこそ

女児向け特撮って、男からみたら「は?こんなのウケるわけないだろ」ってのが女児にバカ当たりしてきたって歴史があるんでなんとも言えん

ゲスト

ゲスト

お芝居や演出やCGが安っぽすぎるんだよね。テレビ版実写セーラームーンを思い出すレベル。

りゅぅき

りゅぅき

女児向けのアイテムは男にはホント分からん。

わんこ

わんこ

こんなキモイ実写のどこに人気があるんだよ